午前 9時59分 開会
○
田上辰也 分科会長 ただいまから、
予算決算委員会環境水道分科会を開会いたします。
今回、当分科会において審査を分担します議案は、
補正予算1件、決算4件の計5件であります。
それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。
今定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局ごとに設定し、審査を行うこととしております。よって、当分科会の審査の日程につきましては、本日これより
上下水道局について、休憩を挟んで、環境局についての審査を行い、審査の方法としては、まず
補正予算について説明を聴取し、質疑を行い、質疑終結後、
決算議案についての説明を聴取し、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 分科会長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
それでは、これより、
上下水道局に関する議案の審査を行います。
議第284号「令和2年度熊本市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について」、議第285号「同
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について」、議第286号「同
工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について」、以上3件について一括して説明を求めます。
◎
船津浩一 経営企画課長 環境水道分科会資料、
上下水道局、ブルーの色の表紙をお願いいたします。
令和2年度各
水道事業会計の利益の処分及び決算の認定について御説明申し上げます。
環境水道分科会資料、
上下水道局、資料1の3ページをお願いいたします。
まず初めに、利益の処分について御説明申し上げます。
毎
事業年度に生じた利益の処分につきましては、
地方公営企業法におきまして、条例の定め、または議会の議決を経て行わなければならないことが定められており、
決算認定の手続と併せまして議案をお願いするものでございます。
上段の
水道事業会計の欄をお願いします。万円未満は切捨てで説明させていただきます。
まず、
水道事業の利益でございますが、後ほど収支の状況について説明させていただきますが、当年度純利益は28億3,555万円でございます。また、その他未
処分利益剰余金変動額でございますが、この額は
減債積立金を使用し企業債を償還した額になりますが、この額が18億6,308万円ございます。
会計制度では、この額が未
処分利益剰余金に振り替えられ、当年度純利益と合計した額が当年度未
処分利益剰余金となり、合計46億9,864万円ございます。このうち19億3,507万円につきましては
減債積立金に積み立て、残る27億6,356万円につきましては
自己資本金に組み入れるものでございます。
続きまして、中段の
下水道事業会計でございますが、こちらも後ほど収支の状況について説明させていただきますが、当年度純利益は17億7,704万円でございます。また、
水道事業と同じく、
減債積立金を取り崩し、企業債の償還に既に使用した額でございますが、その他未
処分利益剰余金変動額が26億円ございまして、当年度の未
処分利益剰余金は合計43億7,704万円でございます。また、この額に非
償却資産の譲渡及び売却に係る
資本剰余金の減少額19万円を加えました43億7,724万円を
全額自己資本金へ組み入れるものでございます。
下段の
工業用水道事業会計でございますが、1,000円
未満切捨てで説明させていただきます。当年度純利益は37万8,000円でございまして、
減債積立金の取崩し額でありますその他未
処分利益剰余金変動額の12万4,000円を合わせました50万3,000円を
全額自己資本金に組み入れるものでございます。
続きまして、各事業の決算の状況について御説明申し上げます。
4ページをお願いいたします。
まず、
水道事業会計決算でございます。
1、業務の状況でございますが、1、給水人口は70万3,124人で、前年度より1,608人の増となっております。また、2、普及率は96.1%で、前年度より0.2%上昇しております。3、年間総配水量は0.6%の減少、4、年間有収水量は1.2%増加しており、その結果、5の有収率は前年度に比べ1.6%上昇し、89.6%となっております。
次に、下段の2、
収益的収支の状況と5ページの3、
資本的収支の状況についてでございますが、6ページ、7ページの図表にて説明させていただきます。
6ページ、7ページをお願いいたします。
6ページ上段の1、
収益的収支の状況についてでございますが、
収入総額は前年度比1.7%減の130億9,454万9,000円でございます。減少の主な要因といたしましては、
料金収入が、
節水機器の普及や
高性能化、
新型コロナウイルスの影響等によりまして0.9%減少したことなどによるものでございます。
一方、支出につきましては、支出の
維持管理費や支払利息が減少したことなどにより、前年度に比べ3.1%減の102億5,898万9,000円となっております。
この結果、
収入総額から
支出総額を差し引いた当期純利益は、7ページになりますが、28億3,556万円でございます。
次に、6ページの下段の2、
資本的収支の状況でございますが、これは施設の建設等に関する収支を表すものでございますが、
収入総額は前年度比15.7%減の17億5,086万2,000円でございます。減少の主な要因といたしましては、
企業債収入が23.1%減少したことなどによるものでございます。
一方、
支出総額は前年度比21.4%増の91億2,272万8,000円でございます。増加の主な要因といたしましては、
繰越事業の影響等により
建設改良費が前年度に比べ27.1%増の72億5,964万3,000円になったことなどでございます。
この結果、6ページ中ほどでございますが、差引き73億7,186万6,000円の
財源不足となりますが、この不足額につきましては、
減債積立金及び
収益的収支の
減価償却費などの
損益勘定留保資金等で補填いたしております。
最後に、6ページ下段、
企業債残高でございますが、前年度比2.6%、8億6,308万6,000円減少いたしまして322億7,774万6,000円でございます。
なお、8ページと9ページに決算の推移10年分をグラフ化したもの、また10ページと11ページに
主要事業の決算値を掲載いたしております。
続きまして、12ページをお願いいたします。
下水道事業会計決算でございます。
まず、1、業務の状況でございますが、1、
処理区域内人口は66万810人で、前年度より2,925人の増となっております。次に、2、普及率でございますが、前年度より0.4%上昇し、90.3%となっております。1つ飛ばしまして4、
汚水処理水量は0.3%減、5、年間有収水量は0.8%の増となっておりまして、その結果、6、汚水有収率は前年度比0.9%上昇し85.0%になっております。
次に、12ページの
収益的収支と13ページの
資本的収支につきましては、図表にて説明させていただきます。
14ページと15ページをお願いいたします。
まず、上段の1、
収益的収支の状況でございます。
収入総額は前年度比3.3%減の193億1,202万7,000円でございます。減少の主な要因といたしましては、
下水道使用料が水道と同じく、
節水機器の
高性能化や
新型コロナウイルスの影響等により前年度比で1.4%減少したことや、
一般会計負担金・補助金が6%減少したことなどによるものでございます。
一方、
支出総額は前年度比1.7%減の175億3,498万2,000円でございます。減少の主な要因でございますが、
維持管理費や
支払利息等が減少したことなどによるものでございます。
この結果、
収入総額から
支出総額を差し引きました当期純利益は、15ページの2段目になりますが、17億7,704万5,000円でございます。
次に、14ページ下段の2、
資本的収支の状況でございますが、
収入総額は前年度より8.9%減の140億3,564万3,000円でございます。減少の主な要因といたしましては、
補助金等が17.8%減少したことなどでございます。
一方、
支出総額は前年度比0.1%増の221億4,702万2,000円でございます。増加の主な要因でございますが、
災害復旧費の償還が始まったことなどにより、
企業債償還金が1.3%増加したことなどのためでございます。
この結果、15ページ下段右側になりますが、81億1,137万9,000円の
財源不足となっておりますが、この不足額につきましては、
減債積立金や
減価償却費など、
損益勘定留保資金等で補填いたしております。
最後に14ページ下段の
企業債残高でございますが、前年度比0.3%、4億1,279万円減の1,338億9,974万4,000円でございます。
なお、16ページと17ページに決算の推移10年分をグラフ化したもの、18ページと19ページに
主要事業の決算値を記載いたしております。
続いて、20ページをお願いいたします。
工業用水道会計決算でございます。
上段の業務の状況でございますが、前年度同様、
城南工業団地の
入居企業11社に
工業用水道を供給しているところでございます。
中段の
収益的収支と
資本的収支の状況でございますが、21ページの図表にて説明させていただきます。
まず、1、
収益的収支の状況でございますが、
収入総額は前年度比2.2%増の536万円でございます。増加の主な要因でございますが、
料金収入が3.8%増加したことなどでございます。
次に、
支出総額でございますが、前年度比4.3%増の498万2,000円でございます。増加の主な要因でございますが、施設の
維持管理費等が8.8%増加したためなどでございます。
この結果、
収入総額から
支出総額を差し引きました右側の当年度純利益は37万8,000円でございます。
次に、下段の
資本的収支の状況でございますが、収入はございませんが、支出は
建設改良費や
企業債償還金が17万円でございます。
この結果、17万円が
財源不足となりますが、この不足額につきましては
損益勘定留保資金等で補填するものでございます。
最後に、
企業債残高は、前年度比12.5%減少し87万5,000円でございます。
以上が
上下水道局の令和2年度の決算の説明でございます。
続きまして、次の次のページになりますが、資料2をお願いいたします。
決算の補足説明になりますが、
経営戦略の
事業報告について説明させていただきます。
経営戦略でございますが、簡単に概要を御説明申し上げますと、
上下水道事業が将来にわたって安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の
基本計画でございます。
計画期間は令和2年度〜令和11年度までの10年間でございまして、
経営理念、目指す将来像、実施の
基本計画を定め取り組んでいくものでございます。
本日は令和2年度の主な取組につきまして、将来像ごとに御説明申し上げます。
まず、将来像1、
安全安心に関する取組でございますが、本市の
水道水源を賄っております井戸につきまして、令和2年度、
日本最大級の自噴井戸であります健軍取水5号井を含め3本の取水井戸の更新を行ったところでございます。
次に、
上下水道施設及び管路の耐震化についてでございますが、
水前寺公園付近口径600・300ミリメートルの
水道管路の更新や、
東部浄化センターB系耐震補強工事、南部汚水17号幹線などの
耐震工事を実施し、耐震性のある水道の
基幹管路の割合は79.6%になっております。また、災害時等の
マンホールトイレにつきましては48か所、240基の設置が完了しております。
3ポツ目でございますが、漏水の縮減に関しまして、遠隔での漏水判別及び
監視システムの構築等を見据え、
民間事業者と超高
感度センサーを活用した
漏水検知共同研究に取り組んだところでございます。
続きまして、4ポツ目でございますが、
下水道管路の安全性を確認するため、
腐食環境下における
下水道管路の
管口カメラ調査及び
マンホールの目視調査などを実施したところでございます。
続きまして、将来像2、
環境保全に関する取組でございますが、
水源涵養林整備や
白川中流域水田を活用した
地下水涵養事業への参画や、局庁舎や
水源地等における
太陽光発電、
戸島送水場での小水力発電、
下水汚泥処理時に発生いたします消化ガスを活用した発電等、令和2年度は1,037万キロワットの
再生可能エネルギーの発電を行っております。
また、
下水汚泥の
有効活用といたしまして、
セメント化や
コンポスト化、
固形燃料化を行い、
下水汚泥の100%を有効利用するなど、
環境保全に取り組んだところでございます。
続きまして、将来像3、信頼に関する取組でございますが、
ホームページ等を通しまして
水質検査情報、
予算決算等事業経営に関する情報等を公開するとともに、SNSを活用し、お客様に必要な情報をタイムリーに提供したところでございます。また、インターネットを活用した使用開始・廃止手続や口座申込、
給排水設備工事申請につきまして広報を行いまして、下の
折れ線グラフのとおり電子手続の拡大を図ったところでございます。
続きまして、3ポツ目でございますが、
コロナ禍で派遣研修や
集合研修等が実施できない状況になりましたが、動画や
オンライン受講を活用した職員研修を実施し、人材育成にも取り組んだところでございます。
最後に、将来像4、持続に関する取組でございます。まず、企業債についてでございますが、
財政見通しに基づきまして計画的に発行並びに償還を行いまして、その結果、
企業債残高につきましては、
上下水道ともにグラフのとおり削減したところでございます。
また、2ポツ目、3ポツ目でございますが、将来像2にも関連する取組でございますが、
南部浄化センターに
下水道汚泥由来繊維利活用システムを導入し、資源の
有効活用と処分費用の削減など、効率的な経営に取り組むとともに、
ストックマネジメント計画に基づき長期的な視点で
下水道施設全体の今後の老朽化の状況等を考慮し、計画的な
維持管理を実施したところでございます。
上下水道、
工業用水道を取り巻く環境につきましては、今後も人口減少や
節水機器の普及、
高性能化等に加えまして、
新型コロナウイルスの影響等も想定され、収入面につきましては大変厳しい状況が見込まれております。また、経費の縮減にも取り組んでいるところでございますが、施設の
維持管理や老朽化に伴います管路等の
更新事業等、今後の経費の増大が見込まれております。そのような状況を踏まえまして、将来にわたり
安全安心で上質なサービスを提供するため、
経営戦略等に基づき計画的な
事業運営に取り組んでいるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
説明は以上でございます。
○
田上辰也 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
決算議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆倉重徹 委員 すみません、今さらと思われるかもしれませんが、ちょっと教えてください。
3ページの利益の処分についての部分で、
下水道事業会計の非
償却資産の譲渡と非
償却資産の売却、これは
利益剰余金が増加しているので別に問題はないんですが、今さらながらすみません、ちょっと金額が小さいので、物が何だったのか分からなかったので、非
償却資産の譲渡のものと非
償却資産の売却のもの、教えてほしいというのが1つ。非
償却資産ですから、普通私たちが想像するとソフトウエアだったりとかそういうもの、劣化しないものというような認識があるんですけれども、一体、金額が小さいだけに物が何なのか、どこに譲渡されたのか分からない。ちょっと教えてください。
◎
船津浩一 経営企画課長 この案件は、旧
楠ポンプ場用地だったところの処分についてでございまして、既に平成19年に撤去いたしております。この分が未利用地となりましたので処分を行ったということでございますが、一部が市道になっておりましたものですから、その分は市に譲渡をしたということでございます。
それと、残りの分が公売ということで売却をしたということで、その分が売却の分になっているというものでございます。
説明は以上でございます。
◆倉重徹 委員 分かりました、いいです。とても金額が小さいので、何だろうかなと思ったんですけれども、分かりました。
◆大嶌澄雄 委員 2点ほど要望になります。経営の方ではなく事業の方になりますか。
城南町ですけれども、合併後10年で
上下水道を整備するということだったんですけれども、地震等で15年に変更されまして、今どのくらいの工事の進捗があるのか教えていただきたいと。
隅っこの人は、そこまで工事が来て、うちまで50メーターぐらいしかないのに止まってますもんねと。しっかり聞いてみると、いや、もうお宅は大体来年だったんだけれども、道路の舗装の打替えがあるから1年こっちが早くなりましたと、一口言っておくといいんですけれども。夫婦でうちに来て、尋ねられるものですから。そういう今後の計画ですよね、そういうものも
校区自治協あたりに出していただくならば助かりますということです。
それと1つは、豊田校区には
農業集落排水施設というのが2か所あります。大体世帯数が2,200軒ぐらいですか。それで、その農集の方が大体1,000軒ぐらいあると思いますけれども、地震で移動がありまして、塚原地区の処理場と思うんですけれども、新規がつなげないというような状況になっておりますので、何か使用料は公共の方と一緒になったというように聞いておりますけれども、できれば公共の方とどうにか調整をされて、つなげるようにしていただきたいと。これも
校区自治協の会長さんが来られて、私のところに要望されました案件でありまして、できればめどとか立てれば、
校区自治協あたりに御説明していただくならばと。一応要望としてお願いしておきます。
以上です。
○
田上辰也 分科会長 答弁はよろしいですか。
◆大嶌澄雄 委員 準備してあればお願いします。
◎藤本仁
計画調整課長 大嶌委員からお話がありました、まず城南地区の
水道整備の状況についてということで御説明させていただきます。
まず、城南町の水道の整備の状況ですが、
新市基本計画に基づきまして、平成21年度のときなんですけれども、15年を目安に整備をするというところで位置づけられております。
今現在、
新市基本計画に基づきまして、令和5年までに
整備完了を目指して取り組んでいるところでございます。令和2年度におきましては、地区名でいいますと、鰐瀬、藤山、東阿高、塚原、沈目、丹生宮、永、千町の各一部の整備を行ってまいりました。今年度も、千町、今吉野、南藤山、阿高など、各一部の整備を行っているところです。その後、2年間におきまして残りの未整備の地区になりますけれども、着実に整備を進めてまいりたいと考えております。あと令和5年度を目標に、整備を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
田上辰也 分科会長 大嶌委員、ようございますか。
◆大嶌澄雄 委員 農集は何か分かれば。計画があるのかです。
○
田上辰也 分科会長 それでは、農集について引き続き。
◎藤本仁
計画調整課長 農業集落排水の接続については、こちらも
新市基本計画に、
農業集落排水の接続についてというところで記述されているところで、今農水局で検討されておりまして、
上下水道局も一緒に今検討を行っているところです。
具体的には今まだ検討中でございまして、接続の部分についてどのように対応されるかというところにつきましては、農水局で今現在検討されているというふうには聞いております。
以上でございます。
◆大嶌澄雄 委員 わかりました。
○
田上辰也 分科会長 ほかにありませんか。
◆満永寿博 委員 資料の4ページの、この4%の人たちは、どのような事情にある方々なのか、それを聞かせてください。
それともう一つは、
簡易水道に加入されているのか、それとも自分の井戸をお持ちなのか。現在この
簡易水道はどれくらいあるのか。また、これらの
簡易水道につきましては、今大嶌委員も言われたように、上水道につなげる計画なのかどうか、ちょっとお尋ねしたい。
また、これにつきましては、上水道につなげてほしいと希望されている世帯がどれぐらいおられるのか、これもお尋ねしたい。
◎
上村博之 総括審議員兼
計画整備部長 今お尋ねの、4ページの普及率の96.1%の、残りの約4%の件かというふうに思いますが、基本的には熊本市全体の山岳部、山間地域を除いてほとんどの区域を給水区域にしておりますが、そのうち今まだ整備をしておりますものは、先ほど申し上げた城南町の各町を、令和5年度までで終える予定でございます。
そのほかに、100%ではどうしてもございませんで、それから除く、井戸を利用されている住民の皆様、そのあたりがその4%の中に含まれておるという状況でございます。
○
田上辰也 分科会長 ようございますか。
◆満永寿博 委員
上下水道につなげてほしいと希望している世帯はどのくらいあるのか、教えていただきたいと思います。
◎
上村博之 総括審議員兼
計画整備部長 すみません、新規の整備をしました後、あくまで個人さんから上水道への接続申請というのが出てまいるのですが、上水道に関しましては、接続要望は少なくございまして、今接続をしております新たな区域につきましては、すみません、詳細な数字は持ち合わせておりませんけれども、今のところ50%程度の接続になってございます。ですので、改めて上水道への接続をお願いしていっているところでございます。
◆満永寿博 委員 この上水道と供されるのであれば、これは費用対効果の問題もありますから、できるだけ市民の希望に応えられるように、よろしく努力をしてもらいたいなと思っております。
合併前は、我々託麻のことをいいますと、昭和45年11月に合併しました。それで、この
簡易水道に加入されていたと思われる方が多いんですよ、実際。それで、今のその4%の中に、今後の市の考え方を確認したいなと思ったから質問しました。
○
田上辰也 分科会長 答弁求めますか。
◆満永寿博 委員 求めます。
◎
上村博之 総括審議員兼
計画整備部長 すみません、先ほどのお尋ねに少しお答えが漏れてございました。
現在は富合町さん、城南町さん、植木町さん、合併をされた時点では、各町に町の水道と
簡易水道がございました。それにつきましては、この10年で、熊本市の公共の上水道ということで全て統合させていただいております。ですので、今、
簡易水道からということでの事業はございません。あくまでここに決算に上がっております上
水道事業で全てを賄っております。
それで、委員御指摘の接続率と申しますか、上水道の利用につきましては、今後とも継続して住民の皆様に
安全安心な水をお届けすることをお伝えして、接続の啓発といいますか、勧奨に努めてまいりたいと思います。
○
田上辰也 分科会長 ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○
田上辰也 分科会長 ほかになければ、以上で
上下水道局に関する議案の審査を終了いたします。
この際、議事の都合により、分科会を暫時休憩いたします。
午前10時35分 休憩
───────────
午前10時59分 再開
○
田上辰也 分科会長 休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。
この際、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可いたします。
◎三島健一 環境局長 御審議の前に私から冒頭1件、御報告申し上げます。
アジア・太平洋水サミット担当の井上理事におきましては、健康福祉局ワクチン統括監の兼務辞令が発令されておりまして、前回同様今回も厚生委員会に出席いたします。本委員会は欠席とさせていただきますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○
田上辰也 分科会長 発言は終わりました。
これより、環境局に関する議案の審査を行います。
議第222号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎池田賀一 首席審議員兼環境政策課長 令和3年度9月
補正予算について御説明いたします。
恐れ入ります、お手元の
予算決算委員会環境水道分科会環境局の資料でございます、そちらのインデックスの資料1の5ページをお願いいたします。
初めに、総括表にて概要を御説明いたします。
環境局所管分の一般会計の歳出予算でございますが、
新型コロナウイルス感染症対策に必要な財源を確保するための令和3年度当初予算計上事業の見直しによる減額分、また、
新型コロナウイルス感染症の検査に必要な備品購入経費の増額分を合わせまして、総額4,899万8,000円の減額補正を計上いたしております。これによりまして、補正後の環境局の令和3年度の予算は145億6,106万5,000円となります。
◎下錦田英夫 廃棄物計画課長 続きまして、債務負担行為補正について御説明いたします。
中段にございます、債務負担行為補正を御覧願います。
長期の契約案件に債務負担行為を設定することで、より円滑に適正な契約事務の執行を図るものでございます。
資源物中間処理等業務委託といたしまして、令和3年度〜令和4年度までの限度額1,560万円を計上しております。
予算の概要を御説明いたします。
現在、植木地区の資源ごみや大型ごみにつきましては、再資源化しますための中間処理が山鹿植木広域行政事務組合のリサイクルプラザで行われております。しかしながら、施設が老朽化のため令和3年度末をもって閉鎖されますので、民間委託を行う経費でございます。
◎池田賀一 首席審議員兼環境政策課長 続きまして、歳出予算につきまして御説明いたします。
8ページをお願いいたします。
まず、表示の説明でございますが、記載のとおりで、新規事業につきましては、事業名の先頭に星マークをつけております。また、事業実施に当たり予算流用を行い執行した経費が含まれるものにつきましては、事業名の先頭に丸印をつけております。
次に、9ページをお願いいたします。
記載の廃棄物計画課所管分から水保全課所管分までは、冒頭御説明いたしました財源確保のための事業見直しによる減額分でございます。
それでは、主なものにつきまして、まとめて御説明いたします。
まず、上段の廃棄物計画課所管分でございますが、1の家庭ごみ再資源化推進経費につきましては、プラスチック製容器包装収集運搬業務に関する委託料の入札残から5,000万円を減額するものでございます。
次に、中段の環境共生課所管分でございますが、2の全国都市緑化フェア開催推進経費につきましては、みどりの検定等の中止により258万9,000円を減額するものでございます。
続きまして、最下段でございます。1の
新型コロナウイルス検査体制強化経費につきましては、410万円の増額補正でございます。これは
新型コロナウイルスの変異株の市中感染状況を把握する目的で、ゲノム解析に必要な次世代シークエンサーの購入に係るものでございまして、財源は県の
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業の10分の10を活用し、予算流用により購入したものにつきまして
補正予算を計上するものでございます。
補正予算の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
田上辰也 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
補正予算について質疑及び意見をお願いいたします。
どなたかありませんか。
◆満永寿博 委員 9ページですか、全国都市緑化フェアの開催経費など、これについてはもう一般質問でもいろいろと質問が出たと思いますけれども、これについて環境政策課にお尋ねしたいと思います。全国都市緑化フェアの開催の経費については、今回の当初予算上に計上の見直しで258万9,000円とこの補正がなされているけれども、開催まであと半年ぐらいでしょう。実際本当に、これに迫ってきている中で、予算の減額はいいのですか。その辺を心配したものですから、現在の準備状況と併せて説明してくれますか。
◎吉田香織 環境共生課長 満永委員がおっしゃるように、都市緑化フェアは来年の3月19日からということで期限が迫っております。
今回の分の減額につきましては、みどりの検定業務の中止を判断したところでございますが、
新型コロナウイルスの業務に勢力を割くということで、フェアの開催に影響がない範囲での減額をしております。
この分につきましては、検定の運営業務を委託しようとしていたものでございまして、検定は中止としておりますが、これまでみどりの検定を2回行ってきておりますけれども、これまで作成しましたテキストブックなどを活用しながら啓発を続けていきまして、皆さんにも緑について親しんでいただくような取組をしたいと思っております。
以上でございます。
◆満永寿博 委員 この間、一般質問でもあったんですけれども、準備状況はどんなですか。
◎吉田香織 環境共生課長 フェアの開催につきまして、主な準備につきましては緑化フェア推進室というところが担っておりまして、そこの中に実行委員会がございます。そこで様々なイベントや植栽などの準備を現在進めているところでございます。
緑化フェアのホームページも開設されておりまして、そちらに順次新しい情報が上がっているような状況ですので、よかったら御確認いただければと思います。
以上でございます。
◆満永寿博 委員 分かりました。これは本当に全国都市緑化フェアとアジア・太平洋水サミットがありますから、ぜひひとつ、これは35年か36年ぐらい前だったかな、私が向こうにおった頃にあったような感じがするんですよね。その辺であったときには、非常によかったと、非常に盛会だったので、今
新型コロナウイルス感染症の関係で非常に難しいところもあるかと思いますけれども、世界にアピールする絶好のチャンスでもあるし、これ、ぜひひとつ頑張ってほしいなと思っています。
以上です。
○
田上辰也 分科会長 よろしくお願いします。
ほかになければ、以上で
補正予算に関する審査を終了いたします。
引き続き、
決算議案についての審査を行います。
議第282号「令和2年度熊本市各会計(
公営企業会計を除く。)決算について」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎本田昌浩 環境推進部長 私から環境局の決算の概要について説明いたします。
環境水道分科会説明資料、資料2の1ページをお願いいたします。
総括表の1段目を御覧ください。
左から順に、最終予算額に令和元年度からの繰越しを加えた令和2年度予算現額、計154億6,155万円余に対し、令和2年度支出済額が144億4,274万円余、翌年度の繰越額が6億9,629万円余、これらを差し引いた不用額は3億2,251万円余となっております。
次に、翌年度繰越額について、目ごとに説明いたします。
目20特別清掃費936万円につきましては、扇田環境センター周辺環境整備の農道拡幅工事において、工事に係る入札不調により再入札となったものの、当初予定した工期が確保できないため繰越しを行ったものでございます。
次の目25し尿処理費6億6,793万円余につきましては、秋津浄化センターの解体工事において、当初予定していなかった油含有土壌撤去の工事が発生し、解体工事の工期終了が令和3年度中に延長となったため、繰越しを行ったものでございます。
次に、目20緑化推進費1,900万円につきましては、令和3年度実施予定の工事である全国都市緑化くまもとフェアの会場となる立田山アスレチック遊具の撤去及び新設に係る経費に対し、令和2年度の国交付金の活用が可能となったため、前倒しで当該年度に予算措置を行った上で繰越しを行ったものでございます。
続きまして、決算状況報告書に基づき、環境推進部の主な事業を説明させていただきます。
まず、3ページをお願いいたします。
環境政策課所管分でございます。
中段の実績の欄を御覧ください。
まず1つ目の温暖化対策の推進関連でございますが、本市は脱炭素社会の実現を目指し、本年3月、熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画を策定いたしました。今後、重点取組としております地域エネルギー事業の面的推進や、公共施設等による率先した省エネ、蓄エネ、再エネの推進など取組を進めてまいります。
また、3つ目の省エネルギーの推進では、市有施設の省エネルギーを推進するため、学校及び消防施設における照明のLED化に着手し、現在学校の夏休みを利用し、校舎におけるLED化がおおむね完了したところでございます。今後も引き続き市有施設のLED化に取り組んでまいります。
下の欄の検証指標といたしまして、家庭・業務部門のエネルギー消費量については着実に削減が進んでおります。
次に、6ページをお願いいたします。
環境総合センター所管分でございます。
中段の実績の欄を御覧ください。
2つ目でございますが、
新型コロナウイルス検査業務は、令和2年1月末に国からの協力依頼を受け行政検査を開始し、令和2年度も引き続き行政検査を実施するとともに、クラスター発生時や緊急検査に迅速に対応できるよう、検査体制の拡充を図っております。また、変異株のスクリーニング検査にも迅速に対応してまいりました。
一番下段の課題への対応は、環境総合センターが試験研究機関といたしまして、
新型コロナウイルスのゲノム解析など新たな課題にも迅速、正確な検査が実施できるよう、機器の整備、内部研修等による人材育成に取り組んでまいります。
次に、8ページをお願いいたします。
水保全課所管分でございます。
中段の実績の欄を御覧ください。
5つ目の節水対策でございますが、平成17年度に開始いたしました節水市民運動の効果で、市民の水使用量は着実に減少しておりましたが、令和2年度の市民1人1日当たりの水使用量は229リットルと、前年度比プラス10リットル、4.5%の増となりました。これは
コロナ禍を受け在宅の機会が増えるとともに、手洗い、うがいの徹底などにより水使用量が増えたものと分析しております。
一番下段に記載しております課題への対応は、節水対策として、必要な水はちゃんと使いつつ、効果的な節水方法など限りある資源である地下水を未来に残すための行動につながるよう、さらに広報啓発に努めてまいります。
次に、12ページをお願いいたします。
環境共生課所管分でございます。
中段の実績の欄を御覧ください。
1つ目の立田山管理でございますが、全国都市緑化くまもとフェアの会場の一つである憩の森において、来場者が安全に楽しんでもらえるよう、県と連携し整備を進めております。
2つ目の自然
環境保全関連につきましては、生態系に悪影響を及ぼす外来生物の対策としまして、アライグマの生息状況調査や江津湖における外来魚駆除などを行っております。
下の欄の検証指標では、江津湖の調査における指定外来魚の割合が平成27年度の基準値と比べ減少しており、一定の効果が表れてきております。今後も調査や駆除を継続して行い、効果的な対策を実施してまいります。
環境推進部の説明は以上でございます。
◎村上慎一 資源循環部長 引き続き、資源循環部の主な取組につきまして御説明いたします。
資料16ページをお願いいたします。
主な取組といたしまして、食品ロスを含むごみの発生抑制(リデュース)の推進でございます。
実績でございますけれども、家庭ごみの発生抑制の推進では、スマートフォンのごみ分別アプリのダウンロード数が約2万1,000件増加いたしまして、3月末現在のダウンロード数は5万6,297件となりました。
検証指標の1人1日当たりの家庭ごみ処理量につきましては、令和2年度は466グラムとなりまして、基準年でございます平成27年度の471グラムに対しまして、若干ではございますけれども減少いたしましたところでございます。
下段の工夫と成果、課題等に関しましては、工夫いたしました点といたしまして、ごみ分別アプリの普及啓発のために大学、不動産会社や外国人の受入れ団体等に対しましてチラシを配布するなど、積極的に分別アプリの広報を行ってまいりました。
また、最下段の検証値を踏まえた課題への対応につきましては、フードドライブ活動のさらなる推進のため、庁内関係各課や熊本連携中枢都市圏等と連携した取組を検討してまいります。
続きまして、17ページをお願いいたします。
再使用(リユース)・再資源化(リサイクル)の推進でございます。
実績でございますけれども、リサイクル推進経費では各種補助金を交付するなど集団回収活動への支援を行いました。また、資源物持ち去り対策におきましては、各種パトロールを実施するなど対策の強化を図ってまいりました。
検証指標の家庭ごみのリサイクル率につきましては、年々少しずつ上昇しておりまして、令和2年度は25.6%となりました。今後とも一層のリサイクルの推進を目指してまいります。
下段の工夫と成果、課題等に関しましては、工夫いたしました点といたしまして、資源物の買取り業者を訪問いたしまして、改正条例を周知いたしますとともに、持ち去り物が持ち込まれていないか等の立入調査を行いました。
また、最下段の検証値を踏まえた課題対応につきましては、減少傾向にございます再生資源集団回収の量が、
コロナ禍の影響もありまして活動が停滞しておりますので、状況を見据えながら制度の活性化を図ってまいります。
続きまして、19ページをお願いいたします。
プラスチックの資源循環でございます。
実績でございますけれども、レジ袋の代替といたしまして、本市の指定収集袋の利用を促進する取組といたしまして、コンビニエンスストアで実証実験を行うことといたしました。また、スポーツイベント等におけるプラスチックごみの削減及びバイオプラスチックの利用促進を促しますために、NGOやプロスポーツチームと今後の連携を協議いたしました。
検証指標では、燃やすごみに含まれるプラスチック製品の割合でございますけれども、着実に減少しておりますが、本年6月に成立いたしましたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律など、今後の動向を注視しまして、プラスチックの資源循環を一層促進してまいります。
最後に、21ページをお願いいたします。
合併処理浄化槽の普及促進でございます。
実績といたしましては、単独処理浄化槽やくみ取便槽から合併処理浄化槽への転換の促進を図りますため、補助対象地域におけます小型合併処理浄化槽の設置に対しまして76基分の補助を行いました。さらに、補助対象でございます下
水道事業計画区域におきましても、熊本地震により被災いたしました合併処理浄化槽の設置者に対しまして、12基分の補助を行いました。
検証指標でございます下
水道事業計画区域外での合併処理浄化槽の設置基数につきましては、令和2年度は新たに311基を設置いたしまして、実績値は累計で8,293基となりました。
最下段の課題への対応といたしましては、未処理の生活排水や単独処理浄化槽の処理水が周囲に与える影響につきまして市民に対して啓発を行いますとともに、関係団体や関係業者と連携いたしまして、合併処理浄化槽への転換促進を図ってまいります。
決算につきましての説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○
田上辰也 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
決算議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆倉重徹 委員 19ページ、プラスチックごみで下から2項目め、取組による成果と令和2年度に残った課題ということで、レジ袋の代替として指定収集袋をスーパーに置いて販売したが、利用者の数が少ないことから、異なる利用者層をターゲットにするなどさらなる啓発の推進を図るとありますが、もうちょっと具体的に説明してもらえますか。異なる利用者という意味が分かりづらかったので、その辺も含めてもうちょっと具体的に取組の説明をしてください。
◎下錦田英夫 廃棄物計画課長 ここに記載しています内容は、スーパー8店舗でレジ袋の代わりに燃やすごみ袋を買えますよという取組を行っておりました。しかしながら、利用者が1%にも満たないで少なかったものですから、新たな取組としましては、レジ袋のデザインを変えまして、ローソンさんと提携いたしまして、5月12日〜8月31日まで実証実験を行っておりました。今その内容を、アンケートでありますとか店舗の御意見でありますといったものを取りまとめている状況でございます。
◆倉重徹 委員 ローソンさんのどこに置いてあるんですか、私ローソンよく行くんですけれども、分からなかったんですけれども。
◎下錦田英夫 廃棄物計画課長 ローソンさんの本部とお話をさせていただきまして、市内の28店舗、これ全店舗ではございません、28店舗を本部から御指定いただきまして、そちらで販売を連携して行ったということでございます。
◆倉重徹 委員 分かりました、ありがとうございます。
それと、ついでにですけれども、レジ袋をそうやってプラスチックごみ削減でされるのは本当にいいことだと思うんですけれども、言い方が難しいな、何と言えばいいのかな、便乗値上げというと怒られるのかな、そういったものが時々、具体的にどういう業種とか言うと怒られそうなので言いませんけれども、例えば今まで紙袋に入れてくれていたところがレジ袋代を取るようになって、マイバッグ持ってきてくださいとか、それはちょっとおかしいような気がするんですけれども、便乗値上げができないような、何かそういう対策というか、そういうのって何か方法がないのかなとずっと考えていたんですけれども、何かないですか。
◎下錦田英夫 廃棄物計画課長 レジ袋は、例えばコンビニエンスストアだと3円とか、そういったものが相場かと思いますけれども、やはり国ではプラスチックごみの削減を推進したいというところで、そういった経済的なインセンティブによって、マイバッグの推進であったりとかいったものを進めたいというふうに理解してございます。すみません。
◆倉重徹 委員 しようがないですね、分かりました。すみません。
○
田上辰也 分科会長 ほかにありませんか。
◆原口亮志 委員 今の関連になりますけれども、プラスチックの削減ということで、もともとマイクロプラスチックあたりが世界的に非常に汚染しておりますけれども、今、せっかく廃プラを再利用して、例えば洋服とか布団に関するようなことを作っていますけれども、そういったものの洗濯排水が、このマイクロプラスチックとして海洋を汚染しているということですけれども、これは議案には直接関係ありませんけれども、何か情報が入っておれば。
せっかくみんなで頑張って予算使ってレジ袋を減らそうという動きの中で、そのプラスチックがまた違う形で海洋汚染しているというようなことで、情報的にありますけれども、今は関係ありませんので、分からないならまた後で、そういった情報があれば教えていただければと思います。
◎下錦田英夫 廃棄物計画課長 マイクロプラスチックに関する環境局の取組といたしましては、昨年度に江津湖におけるマイクロプラスチックの調査をいたしました。そこで、やはり江津湖の湖面にもマイクロプラスチックが確認されておりまして、江津湖から出たもの以外にも、河川からの流入といったものがあるのではないかというふうに考えてございます。
そこで、上流、藻器堀とか健軍川とかいった川の清掃をすることが、江津湖に流入するマイクロプラスチックごみの削減につながるのではないかというふうに考えておりまして、実は春の一斉清掃の際に、周辺の企業さんとかといったところと連携いたしまして、一斉清掃をしようとしたんですけれども、
新型コロナウイルス感染症の関係で、それを見送らざるを得なかったという状況にございます。
今後とも江津湖のマイクロプラスチックにつきましては、大学でありますとかそういったところと連携いたしまして、調査していきたいというふうに考えてございます。
◆原口亮志 委員 そのように身近にも、そういったマイクロプラスチックの汚染というのが広がっているということも、今のお答えでありましたけれども、せっかく再利用されたプラスチックを有効利用した中で、それがまた原因となってそういった地域汚染、海洋汚染をしているということであれば、またその在り方も少し考えていかなくてはならないと思いますので、実際そういうこともデータ的にあるようでございますので、よければそういった調査も含めて、当局でしていただければありがたいと思います。
以上です。
○
田上辰也 分科会長 よろしいですね。
ほかに。
◆大嶌澄雄 委員 小型合併処理浄化槽の助成とあります。また、その下に被災合併処理浄化槽の支援ということがありますけれども、ここを説明願いたいと思います。
それから、合併浄化槽の設置は、くみ取りを変更するときには60万円ぐらいあって、新規の場合は30万円ぐらいと聞いておりましたけれども、被災でした場合はどのような支援があったのか、教えていただければと思います。
◎緒方宏行 首席審議員兼浄化対策課長 今、大嶌委員から御質問がありました件につきまして、まず小型合併処理浄化槽設置費助成とございますけれども、こちらは下水道が整備されない地域、それと将来的に下水道が整備される地域を対象に、現在は単独転換ですとか、熊本地震により被害があったところの再建のための災害新設という補助を行っているところでございます。
あと、ここにも書いてありますけれども、下
水道事業区域の一部地域の設置者に対しても助成を行った、これは当該年度の7年以上整備が見込まれない地域も含めたところで補助させていただいているところでございます。
それと、下にあります被災合併処理浄化槽設置支援経費と申しますのは、熊本地震により被災されて、下
水道事業計画区域、先ほどのエリアを除くエリアも補助対象としようということで助成しているところでございます。
補助費ですけれども、例えば5人槽で、単独転換、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に切り替えていただく場合は、宅内配管とか単独撤去費、その浄化槽の撤去費用を込みまして、最大で83万4,000円の補助が出るところでございます。それとくみ取り転換につきましては、合わせて57万6,000円の補助ということになります。それと災害新設におきましては、5人槽ですと29万6,000円の補助ということになります。
御質問、以上でございますがよろしいでしょうか。
◆大嶌澄雄 委員 震災前まではくみ取りをしておって、新しく建て替えた場合は新規になるわけですよね。そういうところはどのように判断されておるわけですか。被災の方にはかからないわけですか、そういう場合は。
◎緒方宏行 首席審議員兼浄化対策課長 まず、地震による災害新設の場合は、罹災証明書等の証明書の提出が必要となります。そういうものを判断しまして、補助金の申請をしていただくというような流れになるところでございます。
それで、熊本地震による災害新設におきましては、平成29年度から始めさせていただいて、だんだん申請者数も減ってきて、ここ数年大分落ち着いてきている状況ではあるということは御報告させていただきたいと思います。
以上です。
◆大嶌澄雄 委員 実はうちが、以前がちょっと家が道路より低くて、浄化槽をつけられないということでくみ取りにしておったわけですけれども、地震で家が壊れて、新しく新築で申請をしたわけです。そうすると、被災は全然対象になっていなかったものですからお聞きしました。それはそれでいいですけれども、仕組みを。私も合併浄化槽とかなんとかは資格を持っておりますので、県に届出を怠っておりましたので、名目はメーカーが申し込んで、仕事は私がしたわけですけれども、そういうことで。
またうちの地区が、城南町の南藤山というところと、尾窪というところが3分の2ぐらいと、東阿高というところの上の方が浄化槽区域になっておるわけですよ。どうしていくかということを、うちの方は3分の1は農集に行っておりますので、農集でと計画したけれども、起伏が激しくて、ポンプばかりつけなければならないということで採算が合わないということで、新見式をしたらどうかということで町長が言われたんですけれども、その新見式は将来的に臭いが発生したりなんかしたりするということだということで、担当課長が渋っておりました。
ちょうどその区域が私を中心に合併について反対が多かった関係で、計画から外されているわけです。今の下水道、水道は別として、下水道計画からうちの地域は外れているわけですよね。そういうことになると、合併浄化槽でも結構ですので、その流し先ですよね。道路より低いところに宅地があって流されないとか、もう全く道路側溝がないところもあるわけですよ。そういう区域に指定された以上は、何年か計画で、側溝の方も建設の方と話し合われて、していただくならばというふうに思っているわけです。
やはり山あたりも多いですから、その下の方に流されているところもありますけれども、将来的に考えると地下水の汚染あたりにもつながりますので、そういうところも検討していただきたいと思います。
○
田上辰也 分科会長 答弁求めますか。
◆大嶌澄雄 委員 はい。
◎緒方宏行 首席審議員兼浄化対策課長 生活排水、し尿の処理につきましては、いろいろ下水道ですとか、あと今おっしゃられました
農業集落排水施設ですとか、あと合併処理浄化槽がございますけれども、私どもでは合併処理浄化槽につきまして、下水のエリアとか、そういう農集のエリアとか、それを確認しながら、合併処理浄化槽の設置に関しましては、これも設置に関しては1件1件、またいろいろパターンと申しますか、条件は変わってくるかと思いますので、御相談させていただきながら、1件1件お話をさせていただければと思っております。
以上です。
◆大嶌澄雄 委員 よろしくお願いしておきます。
以上です。
○
田上辰也 分科会長 ほかにございませんか。
◆島津哲也 委員 資料の16ページのところで、食品ロスの取組です。
先ほど御説明がありましたごみ分別アプリが、2万1,000件増の5万6,000件ということで非常に伸びているというのは、いろいろなイベントも私も見に行きましたけれども、高校生と食品ロスに取り組まれたりとか、そういうものを見ていまして、そのイベントの中で、いろいろなところで紹介いただいているんだなということで、改めて御努力を感じておるところでございます。
その下に、検証を踏まえた課題への対応ということで、家庭ごみカレンダーやごみ分別アプリを活用して、今後リサイクルの推進の周知徹底を図るということで書いてありますけれども、何か新たな取組とかがあれば教えていただきたいというふうに思います。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 ごみ分別アプリですけれども、いろいろお話を聞くと、紙のごみカレンダーを補足するようなものと勘違いされていらっしゃる方もいらっしゃるというふうにちょっと思っておりまして、来年からごみカレンダーアプリ版というふうに名称を変更したいと考えておりまして、今日は何のごみの日ですとお知らせするような機能など、紙のごみカレンダーよりも便利なアプリ版のごみカレンダーですというようなPRをしたいというふうに考えております。
そのほか、委員御紹介の、7月に食品ロスのイベントを行った際にアプリの紹介もさせていただいたんですけれども、その際に、アプリをダウンロードした方にはエコバッグをプレゼントしますというようなことで取組をさせていただきました。そのようにインセンティブを盛り込んだ取組を、今後も積極的にやっていきたいなというふうに考えています。
あと、有料ごみ袋に今後、アプリのQRコードも印字する予定にしております。
説明は以上でございます。
◆島津哲也 委員 ありがとうございます。
実は私も今、自治協の事務局長をしておりまして、ごみカレンダーがなくなったので島津さん取ってきてと言われて、そのときに自分のうちにあったごみカレンダーを渡したんですけれども、ちょうどスマホをお持ちだったので、そこでアプリを入れてあげたんですよ。そうしたら、もうカレンダー要らんと言ってそのアプリを使って、また知り合いに紹介してもらったというケースがあります。
そういう自治協の集まりとかも、そういうところでも紹介ができますし、また市役所とか区役所で窓口に来られる方にも何か窓口で紹介すれば、どんどん広がっていくのではないかなというふうに思います。
このカレンダーも結構なお金がかかっているわけで、5年10年先を見て少しでも減らせればということで、私たちも一緒になって取り組んでいきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
私からは以上です。
○
田上辰也 分科会長 ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○
田上辰也 分科会長 私もアプリ入れております。ぜひ市民の皆さんが便利に、多く使われるように、啓発にも力を入れていただきたいというふうに思います。
ほかになければ、以上で環境局に関する議案の審査を終了いたします。
これをもちまして
環境水道分科会を閉会いたします。
午前11時40分 閉会
出席説明員
〔環 境 局〕
局長 三 島 健 一 環境推進部長 本 田 昌 浩
首席審議員兼環境政策課長 環境政策課副課長 橋 本 倫 子
池 田 賀 一
審議員兼温暖化・エネルギー対策室長 環境共生課長 吉 田 香 織
兼 平 進 一
首席審議員兼水保全課長 水保全課副課長 大 石 雄 一
永 田 努
アジア・太平洋水サミット推進室長 環境総合センター所長
廣 瀧 宗 美 近 藤 芳 樹
資源循環部長 村 上 慎 一 廃棄物計画課長 下錦田 英 夫